傭兵の是非

 正直書くべきかどうか悩んだところですが、日にちを開けて若干落ち着いたと思っているのでつらつらと書いてみます。もしかしたら不快に思う方がいらっしゃるかもしれませんので、読まない方が良いと思います。スルー推奨、読む方はご覚悟の上でお願い致します。


 傭兵に関しては最近の要塞でも結構大きなトラブルはあったようです。引越しでゴタゴタしていたのであまり触れませんでしたが、各日記でかなり喧喧諤諤の議論がなされていた様子で。しかし、そもそもが傭兵って何でしょう。直前に知り合いに声かけてちょっと(のつもり)誘っても傭兵?無制限にあれこれ声かけまくったら傭兵を雇ったって事?要塞前に体験入部って傭兵とどこが違うの?
 この辺、かように個人の主観とクラブの事情が入り混じるため「これが傭兵」というような答えは無いと思っています。


 何で今更このような話を持ち出すのか。実際、傭兵に関しては私も以前やっていたMSTというブラウザで楽しむゲームで傭兵というのをちょっとやっていたときがあるんですよ。知らない人のために、そのゲームには勢力というTWのクラブのようなモノがあって、要塞戦と同じような勢力戦というのが組まれる事があります。
 これはTW以上に戦力の差がはっきりと出やすく、オンライン率の低く人数の少ない勢力は勢力戦とかのイベントがあっても参加するっていう意欲が湧きにくいのです。私自身は始めた当初はそれ以前のゲームから知り合いだった連中と一緒にとある勢力に属していたのですが、勢力戦が一部の強い勢力だけが楽しめるイベントになってしまっているというところが個人的に気になっていたのです。その辺いろいろとゲーム内の掲示板で話をしていたのですが、ある時同じ思いを持った管理人(そこでは管理人も個人的に参加していました、管理人キャラといっても普通に楽しんでいただけなのでそんな強烈に強くするとかいじってませんでした。)と一緒に傭兵専用勢力ってのを立ち上げたんですね。そこでまあ、勢力戦の時に加勢を行ったりということで勢力の人数が少なかったりしても、イベントが楽しめるチャンスができればなというのがあったのです。


 ところがまあそれが気に食わない人には気に食わないようで、いろいろと文句言われたりもしたんですよ。大きな勢力を維持している人にとっては、「自分達は大人数まとめて、みんなでがんばって維持してきたのに、ちょっと戦力を増やしただけの勢力に負けるなんて納得いかない。」と思うのでしょう。
 まあ気持ちはわからないでもないのですよ。確かに人数が多くなればまとめるのは大変ですし、単純に戦力増強して勝たれたらなんか誤魔化されているように感じるのは感情として仕方ないですからね。でも、傭兵というのは別に多い方に雇うチャンスが無いわけじゃないですし、要は単にチャンスを活用しないという選択をしているってだけじゃないですか。「人数の少ない勢力は多くする努力をしていない。」というのも良く聞かれますが、勢力はこじんまりした方が良いけどイベントにもできれば参加したいという人や、人を集めたくってもうまくできないと言う人もいるのですからそうした人もイベントを楽しめればと思ったのです。
 そんなこんな批判されながらも、いろいろと議論していくなかで運用を調整したりとやっていたのです。しかし、その辺の批判がつらかったのかリアルが忙しくなったのかはわからないものの、傭兵勢力を一緒に立ち上げた管理人が突然音信不通になってしまったのです。その他にも知り合いの引退が続いたということもあって、結局MSTはやめてしまいました。


 TWでも傭兵の問題というのは結構頭の痛い問題のようで、最近はいろいろな日記で「傭兵をやとわない」というのを誇らしく掲げているクラブや日記が多くなりましたね。まあわかることはわかるのですよ、ずーっと一緒にやってきた人とだけでやりたいという気持ちもね。
 ただ、傭兵としてクラブに誘われて抜けるきっかけがつかめずそのまま居続けたものの、しばらくして行われた要塞戦では前回と変わって傭兵無しにしよう・・・みたいなのってのは正直つらいですよね。何か自分の居場所が無いって言うか、居心地の悪さを感じるって言うか。
 「傭兵無しにしよう」って言い出した気持ちも、わからないでもないのですよ。前の要塞では見たところ結構傭兵集めていたようなので、その反省なのか考えが変わったのか「傭兵無しの方が」という気持ちに変わったてのもね。でも、その影で居続けるのがつらくなってしまうという人もいるってことで。


 TWの要塞戦は個人的に関わっているのはいすぴんくらぶから始まって、ほとんどが傭兵がらみのばかりなんですよね。ということもあって今の世間の風は何か冷たく感じるというのが正直な実感。傭兵無し公言しているところって、「クラブ入れてください。」って頼みたくても変な風に思われそうで言い出しづらいし。考えすぎと言われればそれまでなのですが。まあ単なる愚痴ですので、聞き流してやって下さい。