ゲームとコミュニケーション

アイピ

 先日の日記に書いた「情報サイトの憂鬱」については、MMO関連でいくつかリンクを頂きました。やはりどこのMMOでも同じような悩みはあるようですね。私はMOのDIABLOは結構長くやっていたものの、MMOで長期となるとTalesWeaverが初めてなので、その辺の事情でコメント頂くと参考になります。


 TalesWeaverが月額課金を初めたのが2年前の2004/9/20。私がプレイし始めたのが6月頃で、昨年5ヶ月くらいのブランクがあるので約2年プレイしていることになります。初期の知り合いで別のゲームに移ったりやめてしまった人も何人もいるし、私自身も興味を持っていくつかやってみたゲームがあるが、やはり丸々新規でやりたいと思えるほどのモノは実際にはあまりない。


 パンヤをやり始めたのも、ねとらじを聞き始めて実況をやっているのを聞いた事がきっかけとなっている。その知り合いも最近は集まりが悪くなっているので、自然と私自身もあまりやらなくなっている。MMORPGは特にROの経験者で「チャットツール化」するというのが往々としてあると聞くが、私の場合はゲームをチャットメインで使うことがあまり無いので、狩りのモチベーションが上がらなければTalesWeaverを起動する意味がほぼ消失してしまう。


 アラン・ブラフォードの「OnlineGame 2.0」論の記事を引用

 Web2.0時代のオンラインゲームは、ネット上のコミュニティをいかにゲームとシームレスに繋げていくかが最大のポイントということがわかっていただければ幸いである。

 別の言い方をすれば、シームレスとは「モノにつられてゲームする」のではなく「人につられてゲームする」といったエモーショナルな環境構築ということであり、オンラインゲーム運営各社にはゲーム内のコミュニティの活性化と並行して、ゲーム内外連携形のコミュニティ形成を促す施策を、今回紹介した個人サイトや最近のオンラインゲームなどを参考にしながら、提供に結びつけていってほしいと思う。

 結局、一緒にやっている人がどれだけいるかというのがゲームを続ける意味となっていくしかない。もちろんシステムの魅力、キャラの魅力などもあるだろうけど、それらは始めるきっかけになったとしても継続する意味にまで繋がらない事が多い。TalesWeaverはそうした繋がりをアイピで作りたかったのだろう。しかしGMがアイピをやめてしまった現在、それがうまくいっているのかどうかよくわからない状況だ。


 個人的にはここでブログをすでに作っているため、わざわざアイピで日記を書くメリットはあまりない。ハンゲームの様にゲームと連動してゲーム内のアイテムが手に入るなどのメリットがあれば、もう少し盛り上がるような気はするのだがそうした工夫も見られない。TalesWeaverは新しいエピソード2へ続いていくのだろうけど、そうしたコミュニケーションの充実という方向性はあまり考えられていないように思う。

http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0609/22/news092.html
ネクソンジャパンボーダフォン向けに「メイプルストーリー」「マビノギ」を配信

 これなんかでも今後、TalesWeaverが対象になることは恐らく無いのだろう。中国などではサービスが終わってしまったTalesWeaver、日本のサービスが終了してしまうという危険性はあまり無い様子であるが、アイテム課金になって利益が安定して(いるらしい)それでもう安心なのだろうか。シナリオに続きがあるという期待感はあるものの、それ以外の部分で先が見えて来ない様に私には思えてしまう。